20代後半から、少しずつ「白鳳堂(はくほうどう)」の メイクブラシを揃えてきました。
長いものだと10年以上使っているけれど、全く衰えなし。
『やはり 高くて良いものは、長く使えるんだなぁ』と思わせてくれるブラシです。
なかでも「ベースメイク」用として 毎日のように活用しているのが、こちらの「きのこ筆」たち。
「細光峰(山羊毛)」のもので 大サイズと 中サイズで揃えています。
↑ 白鳳堂 / 楓 きのこ筆 / 大 ¥16,200 (左)・ 中 ¥10,800 (右)
■「人工毛(ナイロン)」と「動物毛(獣毛)」、どちらを選ぶか?
メイクブラシ選びで「毛質」は とても重要。
“粉の含み方” や “色のり” などが違ってくると、その後のメイクの仕上がりにも “大きな差” が出てきます!
【人工毛(ナイロン)】
「人工毛(ナイロン)」の特徴は、お手入れがラクで お値段もリーゾナブル。
動物アレルギーの人でも 安心して使えるという利点もあります。
しかし 毛質が固いので、人によっては 刺激に感じることもあるようです。
また “粉含み” が あまり良くないといわれています。
【動物毛(獣毛)】
「動物毛(獣毛)」は、肌へあたる感触がやさしく メイクがキレイにフィットするといわれています。
「人工毛(ナイロン)」と比べて“ 粉含み”が良く しっかりカバーするのも 特徴です。
しかし、お手入れが大変で お値段もお高めという デメリットがあります。
■“やわらかさ” で選ぶなら「リス毛」か「山羊毛」
メイクブラシに使われる「動物毛」の中で、“やわらかさ” で選ぶなら「リス毛」か「山羊毛」といわれています。
【リス毛】
いちばんやわらかく 肌触りの良い「リス毛」は、敏感肌や乾燥肌の人に 向いています。
とても繊細な毛質なので、「油分」を含むパウダーは苦手。
他の「動物毛」と比べて 毛が細く短いため、 “メイクブラシにできるサイズ” が 限られてしまうことが多いです。
コシが無いために 粉が肌から浮くようにのるので、マットな仕上がりになります。
【山羊毛】
「リス毛」の次に やわらかいのが「山羊毛」ですが、こちらは ボリューム感&しなやかさがあるので 広範囲に使える万能タイプ。
毛先にまでコシがあるので、撫でることで “ツヤ感” を与えることができます。
また 毛穴カバー効果もあるのが うれしいところ。
お値段がお高めではありますが、「リス毛」と比べると リーゾナブルです。
■「細光峰(さいこうほう)」は 最も高級な「山羊毛」
また「山羊毛」といっても、『山羊のどの部分の毛か?』によって さらに種類が分かれます。
「細光峰(さいこうほう)」は 山羊の “摩擦の少ない部分の毛” で、最も高級だとされています。
毛が細く なめらかで、そのやわらかさは「リス毛」と ほとんど同じくらい。
非常にやわらかだけど コシが強く、しっかり色をのせられるのも「細光峰(さいこうほう)」の特徴です。
「水」や「油」に強く “毛の消耗” が あまり無いので、比較的 お手入れしやすい毛質です。
白鳳堂の「きのこ筆」は、みっちりと 毛の密度が濃いのが特徴です。
使ってみて感じたのは、「きのこ」のような丸いかわいらしい形は 実は計算しつくされているということ
丸くカッティングされているので、骨格にぴったりフィットするんです。
毛先が “肌の凹凸” や “毛穴” にまで密着するので、化粧崩れしにくくなったと 実感できます。
■大きいサイズの「きのこ筆」は『パウダーファンデーション』使いに ♪
「楓 きのこ筆」の 大きいサイズは、毛丈が4cm。
この大きいサイズの「持ち手」は、「円柱型」か「チューリップ型」から 選べます。
素材も「楓」以外に「黒檀」も。
わたしの場合は『パウダーファンデーション』を塗る時に使っていますが、とにかく “粉含み” がいい!
適当にササッと顔にのせても、細かいところまでキレイに塗れます。
厚塗りにならずに 自然なカバー力があるのが、この「きのこ筆」ならではの 仕上がりです。
■中サイズの「きのこ筆」は『ハイライト』使いに ♪
「楓 きのこ筆」の 中サイズは、毛丈が3.7cm。
大きいサイズと比べると スリムで厚みが無い分、細かいところまで キレイに塗れます。
主に『ハイライト』用に 仕上げとして使っていますが、あまり かさばらないので “メイク直し用ブラシ” として 持ち歩くこともあります。
小鼻のまわりなどは、こちらのサイズの方が 使いやすいかも。
肌にのせた時の しっとりと やわらかい感触は、はじめて使った時には 感動しました!
長年愛用してきたので この使い心地が 当たり前のように感じていたけれど、この「きのこ筆」が無くなったら 本当に困る
わたしの「ベースメイク」には欠かせない 大切なアイテムです。
購入前は ちゃんとお手入れできるか心配でしたが、実際やってみると 自然に慣れたような。
使い終わった都度 ティッシュの上にパウダーをはらって、たまに 石鹸&ぬるま湯で洗う感じで 保てています。
白鳳堂の「オンラインショップ」でも 購入できますが、できれば「直営店」や 不定期でやっている「イベント」で買うことをお勧めします♪
一緒にブラシを選んでくれたり お手入れの仕方を教えてもらったり、とても親切だったので…