毎年、この季節になると スーパーで見かける「青梅」。
「青梅」で何か作ってみたいと思いつつ なかなか実行できなかったので、今年は はじめて挑戦してみました!
お酒が苦手なので、迷うことなく「梅酒」ではなく「梅シロップ」の方で。
ちなみに「梅酒」だと だいたい3ヶ月ぐらいかかってしまうけれど、「梅シロップ」なら2週間ぐらいで できます。
「梅シロップ」の材料である「梅」には、さまざまな美容・健康効果があることが知られています。
【美容効果】
「梅」に多く含まれる『クエン酸』には、細胞の新陳代謝を活発にさせる働きがあるので “美肌効果” が期待できます。
また 『抗酸化作用』もあるので、“アンチエイジング” としても おすすめの食材なのです。
【健康効果】
「梅」に含まれる『クエン酸』には、“疲労回復” や “夏バテ防止” の効果もあります。
老廃物をデトックスする働きもあるため、“便秘解消” にも繋がります。
また 体の血の巡りが良くなるので、“冷え防止” にも効果的。
① まずは 必要なものを用意
作り始めたのは、「青梅」が売られ始めてすぐの 5月下旬。
用意したのは、この材料です↓
2人暮らしなのと 上手にできるか自信がなかったので、できるだけ少量のレシピで。
青梅(古城):1kg
氷砂糖 :1kg
リンゴ酢 :200cc
■「お酢」は、「発酵」&「カビ」防止に
「リンゴ酢」は入れなくても作れますが、「お酢」を入れることで「発酵」や「カビ」を防ぐ作用があるそうなので 入れてみました。
あと、なんとなく「リンゴ酢」っておいしそうなので
■ ゆっくり “浸透圧” がかかる「氷砂糖」を
「氷砂糖」でなく 他の「粉砂糖」や「はちみつ」でも作れますが、初心者でも失敗しづらいという「氷砂糖」にしました。
「氷砂糖」の“溶けにくい” という性質を活かして 時間をかけて浸透させることで、「青梅」の中の “うまみ成分” がじっくり抽出されるようです。
■ “梅シロップ向け”の、青くて硬い「古城(こじろ)」
使用した「古城(こじろ)」という梅は、青くて硬い “梅シロップ向け” のものらしいです。
他にも「南高梅(なんこううめ)」などが 向いているそう。
梅エキスが豊富な “若い青梅” の方が、香り&酸味の強い「梅シロップ」になるようです。
事前に凍らせてから作ると「梅シロップ」の完成が早くなるようですが、せっかくなので 生の梅を使うことに。
■ 入れる容器は、2つ使いでもOK
容器は2つ使って、半量ずつに分けることにしました。
梅 1kg だと 4Lぐらいの大きさの容器が良いらしいですが、使わない時に 置き場所に困りそうなので…
向かって左側、蜂の巣柄のダルトンのガラス瓶が 1.5L。
右側のイオンで購入した角形瓶が 1.7L です。
合わせて 3.2L だけど、ぎりぎり収まりました!
ダルトンの「エアタイトジャー」は、かわいいうえに お値段手頃&漏れないので おすすめ。
(イオンの密封保存瓶は、横にした時に何度か漏れてしまった)
② 実際に 入れてみる
「青梅」を水で洗い → キッチンペーパーなどで水分を取って →「竹串」でヘタを取ります。
「青梅」を洗った後に「水」に漬けて “アク抜き” をする方法もあるようですが、今回はアク抜きせずに作りました。
「青梅」は金属を嫌うみたいなので「竹串」を使うところと、水分をしっかり拭くところだけ しっかり守って。
ガラス瓶は熱湯煮沸 → 自然乾燥でしっかり乾かします。
「青梅」と「氷砂糖」を交互に入れていきます。
適当に2つの容器に分けて、いちばん上が「氷砂糖」になるように。
それぞれの瓶に リンゴ酢を100cc ずつ加えたら、完成です
できるだけ涼しくて 直射日光が当たらないところに、瓶を保存します。
シロップの上に出ている「青梅」にも 水分が届くように、1日数回 瓶を優しく ゆすってあげます。
↑ 漬けはじめてから 1日後
1日経っただけで、結構水分が出て「青梅」の色も変わります。
「緑」の部分と「黄色」の部分の まだら状に
少し心配になりましたが 一時的だったようで、すぐに全部「黄色」に変わりました。
↑ 漬けはじめてから 10日後
「梅シロップ」の完成時期は、保存する場所の気温にもよるようです。
ネットだと『10日後』という声もあったり、『3~4週間後』だったり マチマチ。
わたしの場合は10日後ぐらいには「氷砂糖」がほとんど溶けてきたので、その翌日の11日後で完成ということにしました
できあがったシロップの量は、だいたい1.3~1.4L ぐらい。
すぐに飲みきりそうなのと 一応「お酢」が入っているので、加熱殺菌せずに そのまま冷蔵庫に入れてます。
取り出した「青梅」は、ジャムにしました。
ジャムを作る際にとりだした「種」も、果肉がいっぱいで もったいないので捨てずに。
「梅ジュース」に入れたり、料理の下味として使ったりしています。
よく「炭酸水」+「梅シロップ」+「種」で、「梅ソーダ」にして飲んでいます。
爽やかで とっても美味です!
材料を入れたら 基本的には放置していれば大丈夫なので、初心者でも簡単に作れます。
今回『青梅は冷凍させず 生のまま』『青梅のアク抜き無し』『梅シロップの加熱殺菌無し』という簡単レシピで作りましたが、とても風味豊かな おいしい「梅シロップ」ができました
まだ美容・健康効果のほどはわかりませんが、ほどよい酸味が食欲をそそるので “夏バテ” には効きそう
「青梅」は今回はじめて買いましたが、「梅シロップ」も「ジャム」も作れて、捨てるところなしの万能食材だと思います!
来年からは 少し違ったレシピで作って、飲み比べてみるのも いいかも。
“梅シロップ作り” は、この季節ならではの 楽しみになりそうです。